主任 高千穂建設

現場日記、実績案内、道具の紹介 http://takachihokensetsu.co.jp

スリット側溝 U字溝目地材あるある

最近、排水工事の施工が多いです
スリット側溝は2mの製品を並べて
この、製品の接合部分の溝を
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砂などがついていたりするのでよく拭いて

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排水の流出を塞ぐ
シールテープを貼り付けて
設置するのですが



この、貼り付ける部分が
雨や湿気で湿っていると
くっつかなくなってしまいます。
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一本の側溝を釣り上げて設置するまでの
数分程度頑張ってくっついていてくれれば良いのですが…

湿ったコンクリート面は
粘着テープなどがくっつきにくく
トーチなどで炙って
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乾かすのは、時間がかかるので
なにかいい方法はないかと。

いつも思っていましたが
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道具箱にあった塩ビ用の速乾性の
接着剤を薄く塗ってみたら


何ということでしょう♪
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ピタッとくっつきました♪
結構使える♪

U字溝の設置方法

コンクリートの製品(二次製品)は
水の流れる勾配や道路勾配などの周囲の構造物に合わせて設置しますが

基本的には水平に据え付けます
U字溝の片側のラインに糸を張ります。
これを基準にU字溝の通り、掘る深さ、幅を見ます。

最初に、U字溝モルタル+基礎砕石の深さで掘ります
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基礎砕石を入れます。
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モルタルを敷き均して

U字溝を置くと

若干のズレがあるので
バールと、水平器を使って
糸に合わせて、水平に据え付けます。

ここで、
曲げポイントでU字溝を切って
合わせる場所での注意ポイント。


道路側溝は水などを流すために
流れる方向に勾配のあるように設置します。(横方向は基本的に水平)
このため、曲げの場所でねじれが出てしまうためまともに据え付けると段差が生じてしまいます。
前後で少しづつ修正が必要です。

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掘削の後の基礎砕石から設置状況
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目地を込めて


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蓋をかけて、埋め戻したら完成です。

洗い出しコンクリートとは 作業状況

コンクリートの仕上げの種類に
洗い出しコンクリートというものがあります。


ダムなどの工事で
コンクリートの一度に施工できない打ち継部分に、
レイタンスと呼ばれる、強度の出ないものがたまります。
レイタンスを洗い流すために、コンクリートの硬化を遅らせる薬剤を使います。

この、レイタンス除去の作業を流用したものが
洗い出しコンクリートです。

洗い出し用の配合のコンクリートを打ち込み、コテの跡が出ないように均して
凝固遅延剤を、噴霧器で撒きます。
薬剤が効果を発揮できるように、シートで養生して、シートが飛ばないように砂をまいておもりにします。
翌日、表面の固まってない部分をきれいに洗い出して完了です。
洗い出しコンクリートは骨材(混ぜてある砂利などの材料)の風合いが表面に出るので
プラントによって仕上がりの色や風合いが全く違ったものになるので
注意したほうがよいです。

洗い流す状況です
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色々な階段と寸法

駐車場から玄関までのスペース
アプローチにある高低差に
階段を作ることがよくあります。

ブロックで下地を作っておいて
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モルタルで仕上げをする階段
通行する場所が確保できない場合は
一段おきに塗って2日の作業になります。
タイルの階段もブロックの下地をつくって貼り付けます
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ここはブロックで階段を作って
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モルタルで踏み面を作ってあります。


レンガ+洗出し
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レンガは曲線のデザインに向いてます
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洗い出しは砂利が表面にでてるので雨の日に滑る心配がありません。

平板で作った階段
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御影石で作った階段
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階段の寸法は
蹴上がり(一段の落差)が 
15cm程度
踏み面の長さが30cm
横幅は1mぐらいあれば
手すりをつけるスペースもできます。

90cmの高低差のところは
90cm÷15cm=6
6段の階段が必要で
6×30cm=180cm
階段の長さが1.8m必要になります。

犬走りコンクリート

家のまわりの土の部分には
どうしても草が生えてきてしまいます。

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とくに、隣の土地が空き地だったりで
草が多いところは
砂利で対策していても草が生えてきてしまう場合もあります。

生えにくい場所や土地もあれば
すぐにボーボーになってしまう土地も
刈っても夏場は1週間経つと元通りなんて、悪夢ですね。


そんなときは
すき取ってメッシュを入れて
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コンクリートにしてしまえば
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掃除も手間いらずです。



犬走コンクリートといいますが
犬が走る幅ぐらいしかないことから
こういう名前になったそうです。

土留ブロック もたれ式擁壁の間知ブロック

よく使われる土留擁壁には大まかに2つのタイプがあって
土地がぎりぎりまで活用できるが鉄筋コンクリート構造で少し高めなL型擁壁

値段は少し安めだけれども単純構造で多少の勾配を必要とする重力式擁壁、もたれ式擁壁があります。




今回はもたれ式擁壁の
間知ブロックについてのお話
まずは完了
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施工前
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不安定な斜面の改善と
きれいにした部分の土地の有効活用
草刈りなどの管理を簡単にするために
ご依頼いただきました。

間知ブロックのメリットは
施工するために掘る土の量が少なくて済むのが大きな特徴です。
当然ですが
土を掘る量、移動する量、埋め戻す量
が、多ければ多いほど時間も費用も、かかります。
ブロックと、裏込め材の幅だけの掘削
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に対して
L型擁壁は
擁壁の高さと同程度の控え(基礎コンクリート)の分の掘削が必要になります
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L型擁壁は掘削の土の量も多く
施工にあたっては
施工する地盤の補強(コンクリートの自重による沈下を防ぐため)で
セメントと、現地の土を混ぜる
地盤改良がほとんどの場合必要です。
さらに、コンクリートの型枠
作業のための仮設足場、埋め戻しの手間
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施工の工期も
L型擁壁は強度が出るまで型枠を外して埋め戻しができませんが。
間知ブロックにはコンクリートの硬化の養生期間はなく進めれます。

ただ、一段ずつ裏込めコンクリートを打設して上に積み上げてゆくので
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横の延長の施工には限度はありませんが
縦の施工は下の部分のコンクリート
硬化ができていないと
崩れてしまうので、様子を見ながら
進めます。

これらの違いが、L型擁壁との価格差になってきます。
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現場によって(値段や広さだけでなく)
どの構造が適しているかは違うので
現地での調査はとても大事です。

安い買い物ではありません
できれば色々な業者と相談して
一番安心に感じる業者を選んでください。

自分でできるおしゃれなDIYで外構工事の費用をお安く

庭の工事の中でも比較的
簡単に施工できる建材の紹介です。
自分で施工できれば多少はお安くできます。
凹凸のないブロックに貼り付ける



乱型の石プレートです
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コーナーの部材もあって
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互い違いで貼り付けていくと
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多少の加工は必要ですが
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全面に貼ると存在感がありまね。

必要なものは
貼る材料 ユニソンのパイルストーン


パターンもバリエーションが豊富でコーナーの部材もあります

最近は楽天やアマゾンでも建材屋が店舗を出しているので建材が買えて 価格も安いので重宝しています。 (個人カードならポイントもつくのでdiyする人にはオススメです) 1箱4枚1セットで ブロックと同じサイズで400×200×4=0.32㎡ 施工できます 天然石のナチュラルブラウンは 合わせやすく門柱におすすめです 貼り付けるボンドは ストーンボンド、定量の水でよく撹拌して 貼り付ける面をよく掃除して くし目のコテで貼り付ける壁と 部材に塗って貼り付けます はみ出たら ハケで水拭きしてきれいに拭き取って 仕上げます。